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2010年1月15日 (金)

高得点狙いの読書感想文の書き方

夏休みや冬休みの課題に、読書感想文が大抵ある。

なかなか書けなくて困っている人も多いだろう。

 

長女が中3の時にも夏休みに

読書感想文コンクールに提出する作文が塾の課題にあった。

受験に作文、小論文はつき物だ。

この際だから、と長女に作文テクを伝授したところ、コンクールに入賞し図書カードをゲットできた。

 

読書感想文は書きにくいと、よく言われるが、そうでもない。

例えば・・・・

毎週楽しみにしているドラマなら、見終わった翌日に学校で友達と

「ねーねー!見た?見た?あの展開はやられたわ~~ まさか、あそこでアレは・・・ないわー!!」

と語り倒すんじゃない?

そんでもって、次週予告からあれこれ推理して、あーでもないこーでもない、と今後の話の行方に花を咲かせるんじゃないかなぁ。

 

大好きなマンガなら、

「もう風早くん、カッコ良すぎ!!表情が・・・もうヤバイ!

 あんなこと言われたら泣くわー!絶対泣くわーー!!

 ちょ!?読んでないの?読みって!絶対いいってー!!」

と熱っぽく語り倒し、友達に勧めるだろう。

 

要するに、そういうのと一緒なのよ。

だから、選ぶ本は、できるだけ自分が気持ちを入れ込める、面白い、語りたくなるようなものがいい。

本当に自分が「面白い!」と思った本がいいのだ。

 

ところが、課題図書が既に決まっている場合も・・・あるよね。

ま、課題図書ってのは、やっぱり一般的にいい本だから、読んでおいて損はない。

しかし、「読まされている」感がしちゃうと・・・・なかなか楽しく読めなかったりするよね~~

読んでみて、本当に面白くない、って思ったら、それはそれで「面白くなかった」って書けばいいと思うのよ。

だって、それが感想なんだしね!

 

次に、基本ライン。

原稿用紙の使い方を正しく。

これ、大事。間違っているとどんどん減点されるから、1点2点が大事な受験とかじゃ、大問題。

書き始めはひとマス空けるとか、

句読点の適切な使い方とか、段落とか。

 

原稿用紙2枚(800字)とかって指定がある場合は、

できるだけ、原稿用紙2枚を使い切る勢いで書くこと。

一枚半(600字)に満たないと、それだけで減点対象になりかねない。

700字以上は欲しい。

最後の一行まで書けたらベスト。

 

そして、文章が日本語として、整っていること。

書いた後、一度、声に出して読んでみればよい。

文章としておかしいところがあったら、読んで「あれ?」って思うはず。

誤字脱字チェックのためにも、読み返すことは大切。

 

いよいよ感想文の中身。

「あらすじを書いた感想文はいらん!」と先生が言ってなかった?

たぶん、先生はそういう感想文ばっかり読まされてるのね、、、きっと。

 

あらすじで本の紹介をしてほしいんじゃないのよ。

んで、読んであなたはどう思ったのか?ってことを書いて欲しいわけ。

 

「おもしろかったです。」「すごいと思いました。」

ってありふれた感想文でも、上記の作文の基本がクリアできてたら、そこそこの点はもらえるかもしれない。

だけど、それだけでは足りない。もっと踏み込まねば。

 

「何が」おもしろかった?「どういうところが」すごかった?

 

その本を読んでみて、一番印象に残ったシーンは?

その時の主人公の行動を、あなたはどう思った?

あなたなら、どうしたと思う?

 

そのあたりのことを、よ~く思い出してみて

できるだけ自由に、感じたことを感じたままに、自分の言葉で書くこと。

きれいゴト、上っ面な言葉の感想なんて、読んでいて一番つまらない。

 

あなたが感じた本当の気持ちを、そのままぶつけなくちゃ意味がない。

あなたにしか書けないオリジナルな部分を盛り込むこと。

ここがあれば、点数は上がる。

 

無論、内容的にあまりにも非道徳的だとかアブノーマルに走ったオリジナリティーは

ヤバイです。。。

そういうのじゃなくて、普通に

「あのシーンでもし、私だったら・・・」と自由に空想、妄想して書くのは大いにアリ!

多少、突飛な空想でもアリです。

 

ただ、問題なのは、それを読んだ人に、ちゃんと伝わるように書く、ってこと。

妄想だけなら、自己完結でいいけど、

一応、感想文だからね。

読んだ人に、わからないといけない。

 

当たり前のようで、これが結構難しい。

でもね、自分の頭の中にある空想や妄想を、自分の中だけに留めていたら

もったいない。

自分の考えてることを言葉で、人に伝えることが人間にはできる。

言葉にできたら、それを広めることができる。

 

もしかしたら、ものすごく素敵なアイディアを、あなたは持っているのかもしれない。

大発明のアイディアかもしれない。

だけど、それを伝えられずに、自分の中だけのものにしてたら・・・・せっかくのチャンスはいつまでもやってこない。

 

自分の考え、思いを人に伝えるって、難しい。(簡単だったら友達や恋人とトラブらないよね、、

だから、練習がいる。

作文とか、感想文とか面倒かもしれないけど、練習なんだよね、、、、これも。

 

感想は、とにかく自分の感じたことを率直に書くこと。

面白かった本なら、書けると思うけど

面白くなかった課題図書については、感想自体が持ちにくいかもしれない。

 

ま、そういう場合も素直に書くのが一番いいと思うのよ。

「あの場面で主人公がああしたのは、自分には理解できない」とか

「主人公の言ったあの言葉の意味がわからない」とか

名作であろうが、正直に書けばいいと思う。

褒めるばかりが感想じゃないしね。

「面白かったです」の紋切り型の感想文より、先生はこっちの方が絶対いいと思うはず。

 

あと、もっと点数を上げるには、

独自の切り口、着眼点、

読書後の感想を自身の生活に活用する・・・的な広がりの見せ方。

文章のキレ、美しさ、独自の表現

等々のテクニックもあればいい。

だけど、これはまぁ応用編。

 

思いを人に伝える、恥ずかしくてつらい修行。

でもでも、大事なコト。

感想文の宿題、がんばってね!

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高得点狙いの読書感想文の書き方を参照しているブログ:

コメント

小学生のとき、区の読書感想文コンクールみたいなのに、よく覚えていないけど選ばれました。
各学校に配布される年1回の文集みたいな本に掲載されたような。
しかし何の感想文だったのかさっぱり覚えていません。。。
ただ、その本の名前が「ともしび」だったことだけは覚えている(笑)

夏休みの宿題のひとつに毎回そういうの(感想文的なもの)あったけど、苦手な人にはもっとも最後まで手をつけられない厄介なものみたいですねー。
私はドリルとかやるより全然気楽だった。
勉強じゃないしね♪

■ちーちゃん

おお!そうなんだ。すごいやん!!

「感想文」って言われると、なんかやっぱり整ったものを書かないといけない気がするのが
苦手意識を高めてる気がする・・・・

ちーちゃんが言うように、勉強じゃないって気楽に楽しんで書くとおもしろい感想文が書けるはず!
・・・なんだけど、人それぞれ得手不得手はあるもんね、、、(私は理系が極端にだめ~。。。

夏休み、冬休みには検索から
「夏目漱石「こころ」はBLか?検証感想文」
http://merumeru.blog.eonet.jp/default/2009/10/post-ce1a.html
へのアクセスがものすごく増えるんです。
だから、感想文の書き方も添えておこうかと・・・

できるだけ具体的に書いたつもり。
参考になるといいんだけどなぁ・・・

めるさん、すばらしいです~
私もこういう風に教えてくれる人がいたら、楽しく読書感想文書けたかもしれないなぁlovely

読書感想文は大っきらいで!
「ち」さんが言う「最後まで手をつけられない」まさしくそう!

本も好き、文を書くのも好きだったのに「読書感想文とは何ぞや?」が、わからないせいで、
どうしていいかわからなかったんですね。

予備校で小論文の書き方を学んだときに、「なんだ、そういうことか」と(遅)

ああ、子どもの時の私にこれを見せてあげたい!! 
夏休みの憂鬱×義務教育9年間が残念すぎるcrying

■ゆちゃ

ありがとう~~!
いやぁ・・・・実はーーー私も学生時代は、やっぱり作文は「きれいに」書こうとしてて
気取った文章や、くどい言い回しを使っていたり・・・
カッコつけていましたねぇ・・・・

高3の時、現国に関しては学年トップだと思い上がっていたのに
担任の現国の教師は、クラスメイトの女の子の作文を褒めて、最高得点を与えた。

悔しくてねぇ・・・
でも、当時の私はやっぱり、素の感情を文章するって作業は・・・・できなかったわ。
そこが、彼女に負けてたんだなぁって今ならわかる。

以前、テレビで読書感想文不要論を語っている方がいたんだけど、
私はできるだけ書く訓練はした方がいいと思うのよね・・・
ネット社会には、文章力、表現力、読解力が必要だと思うし。鍛えるべきだと思うわ。

はい、読書感想文だいすきっ子のあかりです☆

一年間に100冊以上読むので、
中高時代は「どの本で感想文書こう?」ってなやんでしまうくらい。

弟の読書感想文の宿題を、
バイトと称して代わりに書いたりしてたなあ(笑)

めるさんのアドバイス、かなり具体的で分かりやすいですね。
(メモっとこ…w)

で、一番大切なのはやはり、
めるさんのおっしゃる「日本語として文章が整っている」だと思います。

最近、生徒たちの文章を読むと、
支離滅裂で何が何だかわからないことが増えました。
本人の頭の中にあることを、文章で整理できなくなっているのでしょうね。
こればっかりは訓練が必要なので、
読書感想文、バカにしないでまじめに取り組んでほしいな…と思いました。

■あかりちゃん

年間100冊!すごい読書家だ・・・!!

あかりちゃんは先生だから日々、リアル女子高生と接してるもんね。
やっぱ、よくわからない文章が多いですか・・・・

自分の気持ち優先で、文脈とか、文章の成り立ちがガタガタの文章、私もよく見かける。
惜しいなぁ・・!って思うのよね・・・
まぁ、訴えたい気持ちが伝わってはくるんだけど、
説得力に思いっきり欠けるのが惜しい。

もうちょっと人に伝わる書き方だったら、ぜんぜん違うのになぁ・・・って。

「自分の感じていること」を
いったん、メモとして書き出して
「なぜそう思うのか」等で肉付けし
それを客観的な目で見て、
それから文章にする・・・って作業がいるのかもねぇ・・・

長女の時も、そんなふうにじっくり取り組んで文章を組み立てていったのよ。
もう、私が代わりに感想文書きたいわ!!って思ったけどね、、、
そこはこらえて、がんばった!

そのおかげで、それ以来、コツをつかんだのか長女は作文への苦手意識を克服。
今では国語が得意になったのだ。(英語科なのに・・・・)

訓練、一回受けておいたらだいぶ違うと思うよ。
今はメールで連絡取ることも多いし、
文章表現力ってすごく重要だと思うんだ。

めるさんの熱い文章に、ときどき依頼される文学講座と同じかもと感じました。
講座は、文章自体を問われるものではないのですが、ある作品をどうやったら魅力的に伝えることができるかに苦心するところは一緒だなあって。
そして、私が到達した結論は、その対象となる作品を何度も繰り返し読むということです。繰り返し読んでいくと、不思議に書くべきこと、言うべきことが浮かんでくるんですね。
もっとも、何度も読むに値する作品でないと具合悪いですが(苦)。

■megumiさん

あああああ・・・!!megumiさんは本に関してはプロ!!
私はあれこれ偉そうに語っていますが、全くの素人だもの、、、一緒じゃないですよ~~

人に、作品の良さを魅力的に伝える・・・・・
それは、なかなか難しいですよね、、、

語り手の、作品に対する深い愛情を感じると、やっぱり聞いちゃうと思う。

「繰り返し何度も読む」・・・・なるほど!
感動したり、ほれ込んだりした作品なら、良かったシーンをまた読み返したり、
素敵なセリフを何度も見たり・・・しますねぇ・・・
いい作品って、そうして読み返していくうちに新しい発見があったりするよね!
・・・ああ、そうか。ここも伏線だったのね~~とか。

megumiさん、がんばってらっしゃいますね・・・・
うむ~、私も一度、図書館の講座に参加してみようかしら。

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