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2011年7月14日 (木)

父の入院+母の混乱

先週、父が鼠径ヘルニアの手術を受けた。

開腹ではなく腹腔鏡を使った手術で、痛みの少ない根治術だそう。

おかげで3日の入院で父は無事、退院。

体力も、さほど奪われることなく元気に帰宅できた。

 

一方、母はその間、ショートステイできる施設に入っていた。

私が実家に泊まって、母をみて、通い慣れているデイサービスの施設にそのまま続けて行って、

普段の生活をなるべく変えない方が良いと父に話したのだけど

「大丈夫だから」と固辞され、ケアマネージャーさんに紹介された自宅とは少し離れた場所の施設に母を預けた。

 

入所初日から、母は「ここは嫌だ」と言い、

二日目、私が様子を見に行った際も、しょぼんとした表情で泣いていた。

その夜には、「帰る」と荷物をまとめ始め、エレベーターの前に行き、

職員さんが引きとめてくれたそうだ。

 

それを聞いたのは、三日目、父が手術をした日。

全身麻酔から覚めたばかりの父に相談するのも憚られた。

翌日、四日目、母の状態について父に相談しようと早めに病院へ行った。

 

すると、私が話し始める前に

父は自分の回復ぶりを誇示し、さらに

「体調はいいが、(母のショートステイ入所予定期限の)11日まで(つまり一週間)入院していようと思う。看護婦さんもそれでもいいと言ってくれた」などと言い出す。

・・・・・・う~ん、、、

母が問題なく、機嫌よく施設で過ごしてくれているなら、傷が塞がるまで、ゆっくり入院の延長もいいと思うのだけど・・・ね。

母の状態を話し、なるべく早く退所させ、自宅へ連れ戻したほうがいいと話すと、

 

「・・・わかってくれてると思ったのに。(施設が不満足でも)少しは我慢してくれてもいいはずなのに。

そんなことを言い出すとは・・・・情けない。」

・・・・などと言い出す。

そうじゃないのに、なぁ・・・・・。

母は必死で我慢してるのに。

父が手術で入院していることも、わかっているし

退院後もしばらくは無理をさせられない、とも話していた。

 

ただ・・・・

やはり認知症だから、

時々、状況把握が悪くなる。

「(私は)どこも悪くないのに、どうして入院しているんだろう」と言ったり

「11日まで」という日にちは覚えていても、それが後何日なのか期間の把握がいまいちで

「明後日まで?」と言ったりする。(その時点ではまだ11日は4日後だった。)

 

とにかく表情が悪く、能面のような無表情。

私が冗談を言うと、時折微かに笑うものの

よく涙をこぼした。

 

それでも3時のおやつに出たお饅頭を半分に分けて、私にくれた。

そういう優しさ、人間らしい心配りはちゃんと残してくれているのが嬉しかった。

 

 

自宅に帰宅したら母も落ち着くかと思ったのだけど

環境の急変が続き、状態は悪化。

表情がなく、夕食も「いらない」と拒否。

 

その夜は、私も実家に泊まって家事を手伝ったのだけど

久しぶりに実家で親子で眠るのに、なんだかしっくりと落ち着かない空気。

夜中も何度か母はむくりと上体を起こしてキョロキョロと見回して

「どうした?」と声をかけられては、また黙って横になって眠った。

 

翌日はデイサービスへ行くことになっていて、

迎えの車が来て、いつものスタッフさんが挨拶してくれると、喜んで母は乗り出かけて行った。

よく眠れず、疲れていた父と私はお昼寝して休息。

夕方に帰宅した時も、母は「日常」を取り戻せたのか、笑顔になっていて一安心。

その笑顔を見届けて、私も帰宅したのだけど

翌日の夕方に父からのSOS電話があって、ビックリ。。。。。

 

その日、母はデイサービスは休んで、一日家でゆっくり過ごすことになっていたのだけど

食事を拒否し、硬い表情で押し黙り、

そうかと思えば、父に攻撃的な言葉を言ったりと、激しい荒れ模様で

精神的にホトホト疲れた父が電話をかけてきたのだった。

 

性格の豹変は脳梗塞の再発の前触れではないかと父は心配していた。

(以前がそうだったらしい。)

認知症だと、環境の変化は大きなストレスになる。

知っている人がスタッフにも入所者にも、一人もいない施設で過ごすことがどんなに母にとってつらかったか。

ここにきて、ようやく父も理解できたようで

施設に預けず、私に実家に来てもらい「いつもの生活」を続けさせておけばよかった、と

力を落とした声で言った。

 

父も手術後の病み上がりなのに・・・・あまりに気の毒で、ね。

内心「だから最初に言ったじゃないのー」と思ったが、口には出せず

一時的な精神の乱れだから、徐々に落ち着いてくるだろう、という見通しを話した。

しかし、それは入所していた期間の倍の日数は回復にかかるだろう、とも付け加えた。

 

翌月曜日の朝一番に、父はかかりつけのクリニックに母を連れて行ったが、

異常なしとの診察。

かかりつけの医師の前では、母もしゃんとした様子で、

その帰りにそのままデイサービスへ行くか?と訊ねると「行きたい」との返事。

夕方、デイサービスから帰宅した時もご機嫌だったらしい。

 

「環境の変化が認知症患者には良くない」とは聞いて知っていたけれど

ここまでの影響が出るとは私も思わなかったので驚いた。

 

父の入院(=母の入所)前までは、母の精神状態はとても落ち着いていて

こちらの話している内容も、ちゃんと理解してくれていることが感じられていただけに

「まさか」という思いが父にもあったと思う。

しかし・・・

今回のことで、母は本当に認知症なんだなぁ・・・と感じた。

それでも、落ち着いた生活を過ごしていたら、コミュニケーションはまずまず取れるわけだから、良しとせねばならないのだろう。

 

それにしても・・・・・

父も高齢なわけで、将来的に私が主となって介護しないといけなくなった場合、

一体、どうしたらいいんだろう?

・・・・・と考えても、今の時点でいい方法なんて考えつかない。

その時の、その状況次第なのだ。

 

それよりは、今の、このまだ比較的元気でしっかりしている父と母に

毎日の生活を、できるだけ質良く、暮らしていってほしい。

そのために私が何をできるか・・・なのだ。

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コメント

大変でしたね。お疲れ様でした。
いろいろと…お察しいたします。

いや、「簡単に『察する』なんて言うな!」と
おこられるかもしれませんね。
当事者でないとわからないことが多いと思います。


>その時の、その状況次第なのだ。

そうなんですよね。
昨日と今日では状況が変わるし、今日と明日でも違う。

精神的な負担もおありと思いますが、
「自分はベストを尽くしている」と信じて、
毎日をお過ごしください。
炎暑の中、ご自愛のほどお祈りいたします。

■59さま

いえいえ!こうしてお声をかけてもらえるだけで嬉しいものです。
・・・私も、かつては闘病や、介護のご苦労話へのお返事に
自分などが何をコメントしても、どうも言葉が軽くなってしまう気がして、迷いました。

今回の日記の話は、あまり楽しい内容ではないので書かずにおこうかな・・・とも思ったのですが
後の記録になるかもしれないと思い、日記にしました。

将来的な展望については、両親と同年代の義父母もいるし、
どのタイミングで、誰の体調が悪くなるか、その順番によっても対応は大きく変わってくるので
細かいところまで予測はつけにくいんですわ・・・
それに、人の命のことだから・・・本当になるようにしかならない・・・ですよねぇ、、、

とにかく、できる時に、できるだけの親孝行をしておこうと思います。

59さまのご両親はご高齢だけど揃ってお元気なご様子で、羨ましいですわ。

59さまこそご自愛くださいませよ?
ダイエットもほどほどに・・ねsmile

めるさん

家族でゲームを語り合う、感じ合えるとても素晴らしい事ですよ。我が家はみんなバラバラだなぁ…
いまは息子のサッカーゲームを観戦する程度でしょうか。
女房はゲーム反対論者かのごとく息子に意見をしますが、家族が寝信ずまった後一人PCのトランプ遊びソリティアにはまっている事をみんな知っています(笑)
ストレス開放しているんでしょうかね…


コメント欄間違ってしまいましたすみません。

4年前から我が家も自宅介護経験しました。
共働きだったので妻には大変な思いをさせしまいましたが、家族の協力と色々な方との出会いが良い方向へと導いてくれました。

内にため込まないようポジティブに行きましょうね。。。

■アサンの風さん

うちは女の子が二人だから、そんなにゲームってやってないんですよ。
それでも幼稚園や小学校の頃は(10年以上前)
ゲームボーイや64のゲームソフトはクリスマスプレゼントに買いましたねぇ・・・
ポケモンも初期のはやりましたが、最近のは全くわかりませんわ・・・。

主人はバイオハザードとかも一応やってましたが、娘たちが怖がって、不評でした・・・。

ソリティアは次女が小6くらいの時にはまってましたわ。
あれ、意地になってくるんですよねー!!!


ゲームって時間があっという間に経ってしまうし
無為に過ごしてしまう気もするけど
人間、そういう時間も必要なのでしょうねぇ・・・・


アサンの風さん、自宅介護されたんですね・・・!
奥さん、大変だったでしょうに・・・えらいなぁ・・・

ほんとにね、
うちの家で介護となると・・・・
3階建てでバリアフリーが難しい狭い家なもので・・・・
どうしたものかなぁって思います。
しかし、まぁ・・・ほんと、なるようにしかならないしね!
その時、その時の状況で良かれと思う選択をしていくしかないなぁって。

と言うか、3階建てのこの家で長く暮らすには私自身、足腰を強くしておかねば!なのですよ~
暑いからって引きこもってないで出かけなくちゃな~!!!

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