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2014年2月27日 (木)

NHK朝ドラ「ごちそうさん」おもしろい!

NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」を毎日楽しみに見ている。

正直、スタート当初はそんなに期待していなかった。
と言うのも、前の「あまちゃん」がとんでもなく面白く、
娘共々、大いにはまってしまって一日に3回くらいは繰り返し見て楽しんでいたから。

「あまちゃん」が終了して、
次はどんなドラマも、つまらなく思えてしまうだろうと淋しく思っていた。
しかし、録画予約はそのままになっていたし、朝ドラを観る習慣がついていてしまった!
そこで、なんとなく惰性で見ていたのだが・・・・・
そのくらいのノリだったのだが・・・・・
気付けば、めっちゃ面白くて、毎日楽しみになっていた。

「あまちゃん」の面白さとは全く違う。

「ごちそうさん」のヒロイン“め以子”は、かわいくもなく、賢くもない。

今や、すっかりたくましい大阪のおばちゃんになっている。
どこにでもいそうな普通の主婦なのだ。

名を残す偉人でもない、普通の女性の人生のお話。

だけど、そこには色々なドラマがある。
苦境に立たされたり、誰かに救われたりーーー

共感したり、
う~ん…と考えさせられたり、
答えはひとつでない人生の岐路、折々の問題に主人公が突き当たるたび
見ている私達もハラハラ気を揉む。


序盤は大正ロマン溢れる優雅な時代で
漫画「はいからさん」さながらの女学生だった主人公。
結婚して東京から大阪へ移り住み、
時代も変わって、今は戦時中。
暮らしぶりが、ずいぶん質素になった。


毎日、美しい着物を着ていた女性たちは、地味なモンペ姿に。
活気で賑わっていた天満の商店街も、商売ができず、食料は配給制になった。

かわいい次男坊が出征する先週の話には泣けた。


幼い頃から、主人公め以子に似て、料理好きな次男。
料理人として修業をしたい、と志望しているのに、戦時中のため
それどころではない時勢・・・。

その希望を叶えられるのは、海軍に入隊し、厨房で働くこと。

これが、海外留学とか、武者修行の旅に行く、とかね、
そういうことなら、・・・ねぇ?
まぁ、それでも親は子を心配するし、
できるだけの準備を持たして、旅立たせてあげたい、と思うのだけど、
海軍…だから、ね。
厨房で料理をする仕事・・・とは言え、敵の弾が飛んでくる場所へ行く艦に乗るわけだから
・・・・そりゃあ、生きて帰れるか、何の保証もないどころか、
いや、もうそれは・・・・つらいと思う。
どの親でも耐えがたい。


しかし、確かにこのまま大阪にいて
次男・勝男にとってつらくて仕方のない工場の勤労奉仕を続けていたって
命の保証はないことは変わらない。

当時の学生は勤労奉仕として、軍需工場へ働きに行かされていた。
学校で授業など受けていられる状況ではなかったのだ。

そうして、弾や兵器を作る軍需工場は、空襲の際の標的になった。
敵から見たら、当然の作戦だ。

主人公が住む天満は大阪城に近い。
当時、大阪城近くに砲兵工廠があり、
そこで弾や武器を作っていたので、大阪大空襲の際の標的となり
多くの学生が亡くなった。

うちの義父のお兄さんもその一人。
元々はお手伝いさんもいるような大きな商いをしていたおうちも町ごと焼けてしまい、
命からがら、大阪から親戚のある奈良まで歩いて逃げたと言う。

今はUSJがある、海の近くの大正区辺りも空襲された。
民間の軍需工場があり、そこが空襲で狙われたからだ。

私の父は小学6年生で、翌日が卒業式という1945年3月13日
大阪大空襲で焼け出され、周り一帯は火の海、
皆で池に飛び込み、
火の粉がかかるのを布団を頭にかぶってしのいだという。
3月の凍るような池の中で歯をガチガチ震わせ寒さに耐えながら
「ここで死ぬんだ」と覚悟したらしい。


そのような史実を知っているから、
ドラマで毎日見慣れた西門家も、その町並みも、
近々、大空襲に遭ってしまうのだろうと思うと胸が痛む。

西門家の人々、
商店街の顔ぶれ、
毎日、め以子におやつをねだりに来ている子どもたちも…
なんとか皆が無事、たくましく生き残ってくれたら、と願わずにいられない。


誰もが毎日毎食、当たり前のように繰り返している「食べる」ことに焦点を当てたドラマ。

「食べる」「食べさせる」力をいろんな角度から見せてくれる。
あと一ヶ月余りとなった終盤、戦時中よりさらに食糧事情が悪くなる戦後、
め以子の奮闘を見届けたい。


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コメント

二十歳で終戦を迎えた母親の時代やなあと思って見はじめました。前半は小姑のいびりで一気にはまりました。
今は大阪空襲の時学校大阪樟蔭から御堂筋を歩いて福島まで帰ったときの田辺聖子のエッセイを思いだしています。たぶん今週のことでしょうね。(「欲しがりません勝つまでは」という本ですが圧巻です。アマゾンで一円ぐらい。名作なんですが)
笑わせながら泣かせるしっかりしたドラマですね。NHKは 会長は

■megumiさん

キムラ緑子さんのイビリ、すごかったですね!
もう、そこにいるだけで、セリフがなくても空気が…!!!
ピリピリ怖かった~~~

嫁×小姑問題、いかにもドラマのようにも思うけど、案外、あれってリアルなんじゃないかなって思います。
私はありがたいことに姑、小姑に恵まれて、イビリは経験してないんですが…。


お母様は終戦時に二十でしたか。
め以子の長女、ふくちゃんくらいですね。

田辺聖子さんも空襲を潜り抜けていらっしゃるんですね。
空襲で御堂筋一帯は見事に焼野原で、何もなくなったと言いますね。

戦争は多くの悲しみや苦しみを産みますね…
今日はウクライナや中国でのニュースが報じられていて、なんだかつらいですわ。

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