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2014年11月19日 (水)

高倉健さん…

高倉健さんの訃報に驚いた…。

83歳だったのね…うちの両親と変わらないお年だったんだわ。

ご病気にかからなかったら、きっとまだまだお元気でらっしゃったでしょうに…。

逆に、うちの両親もいつ何時どんなことがーーと改めて思う。

実は、高倉健さんは空港でお見かけしたことがあって、

少しの時間の逢瀬だったのだけど、とても誠実なお人柄に触れて

本当に素敵な人だなぁ、と好きになったのです。

まだ20代だった頃、

友人とのパリ旅行の帰路、給油のため立ち寄ったアンカレッジ空港で、にわかにロビー内がざわめき始めた。

「高倉健がいる。」

ほんまかいな!?と友人と探しに行くと


ーーーほんとにいた!!

なんと、健さん、迷彩柄ジャケット。

空港で迷彩柄は非常に目立つ!!

当時、まだ50代の高倉健さんは精悍な体つきで、背も高く、

元々のオーラに加えて、迷彩柄ジャケットの迫力も加わって、

「・・うわあぁぁ・・」と圧倒されるものがあった。

少しの間、遠巻きに眺めていたが、せっかくの機会!

おずおずと近寄り、

「高倉健さんですか?」

と声をかけると、

「はい。」と、こちらを向いてくれた。

嬉しさのあまり、握手を求めると

「…すみません。僕は握手はしないんです。」

と申し訳なさそうに、でも毅然とおっしゃった。

「写真は?一緒に撮ってもらえますか?」と、すかさず友人がカメラを見せると

意外とこれはすんなりOKをもらえた。

近くにいたスタッフさんにカメラを渡し、

高倉さんが宇崎竜堂さんを呼んで、四人並んで撮ってもらった。

その合間に、高倉さんに

「パリへは、お仕事ですか?」

と訊ねられ、ビックリした。

「いえいえ!観光です。」
「パリへ行って来て、日本へ帰るところなんです。」

「そうですか。僕らもパリだったんです。
これから砂漠へ行くんですよ。いいなあ、日本に帰るんですか。」
 
そんなふうに、とっても気さくに話してくれたのでした。
 
思えば、親子ほど年の違う女の子相手なのに、
丁寧な言葉で、真正面に向き合う感じで
すごく普通に話してくれた…。
相手を「人」として尊重して、きちんと応じてくれた。
一期一会の、通りすがりの私たちに対してですら。
若い女の子だからと言って、馬鹿にするでもなく、
茶化すでもなく。
 
ちょっとはにかみながら、サングラスをかけたまま
両手をズボンのポケットに入れて。
 

 
ほんのわずかな時間の逢瀬でしたが、忘れられない想い出です。
これからも一生の宝物。
 
高倉健さん、ありがとう…
「人」に対する姿勢、教えてもらえたように思います。
私もこれから年齢を重ねても、驕らず、
相手を「人」として尊重して向き合うことを胸に留めていようと思います。
 
 
※追記
この時、高倉健さんはパリ・ダカールラリーを題材にした映画『海へ 〜See you〜』のロケ移動でした。
池部良さんとも写真を撮ってもらえました。
池部さんも、めっちゃニヒルでダンディー…!
友人と「うわ~すごかったねぇ~」とその場を立ち去ろうとした時、
白いスーツ+白いハット帽でキメキメの岡田眞澄さんが
「俺も居るぜ?」とばかりに私たちへジロリ~と流し目を送り、ニヤリと笑って目の前を横切って行き、
その余りの迫力にまだうら若かった私たちは圧倒されて、立ちすくんでしまったのでした。。。
私服のはずなのに、イメージ通りのドンファン振り☆
二十歳そこそこの小娘には過激でした・・っっ


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コメント

こんばんは、ボンジーヤと申します
高倉健さんの訃報には
吾輩もとっても驚きました
める様の想い出のおはなし
心に響きました
ありがとうございました
そして高倉健様のご冥福をお祈り申し上げます

とても素敵な思い出ですね!!
一緒に写真を撮っていただけたなんて
そうそうある体験ではないですよね。

実は私も元職場でお見かけしたことがあり
他のお客様と同様に声をかけたら
とても丁寧に「ご苦労様です」と足を止めて挨拶してくださった思い出があります。

なんて素敵な方なんだろう!!
とちょっと感動してしまいました。

日本を代表するような名優がまた一人
いらっしゃらなくなるなんて 寂しいことですね。

■ボンジーヤさん

はじめまして!コメントありがとうございます。

ほんの数分間くらいの出来事のはずなんですが、
高倉健さんとお話しさせてもらった記憶は、とても明瞭に心に残っています。
本当に「お話しさせてもらった」って感じるくらい、ちゃんと接して下さったからだと思います。

若い女の子が「握手して」と近寄って来て、大スターがこんなふうに、ちゃんと応じて下さるなんて
すごいことだと思います。
大抵は、煙たがられて追い払われてしまいそうなのに。
そうした方が楽だろうに、そうはしない。
そこが「不器用」なのかもしれません。
まっすぐに生きることのほうがしんどいし、大変だと、私も年を経て感じることが多いですが、
高倉さんの精神、少しでも真似て、しなやかにまっすぐ生きていきたいと思います…。
できるかしら!?

■はなちんママさんdog

はなちんママさんも生でお会いしたことがあるんですね!
わざわざ足を止めて丁寧に挨拶…なかなかできないですよね~
通りすがりに声をかけてくれるだけでも「わあ!」って感じなのに、まだ上をいきますね・・っ!
「人」として接してくれるから、こちらも「人」として高倉健さんを好きになるんでしょうね、きっと。
そういうのって伝わりますもんね。

本当に、子どもの頃から見知っている俳優さんや歌手の方がどんどん亡くなっていくのは、とってもさびしいですねぇ、、、
自分たちもそれなりの年齢になってきたってことなんでしょうが…
やっぱり淋しいですわ…

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