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2015年7月

2015年7月31日 (金)

サザン「おいしい葡萄の旅」ライブ感想 3

武道館ライブの抽選、当たった方おられますか~?

いやぁ…わかってはいたけど、かーなりの激戦だったようで

私の周りは死屍累々ーーー

もちろん私もあえなく撃沈です~~~

 

残念だけど、いい夢、見させてもらった…よねぇ~…

 

WOWOWで武道館ライブを生放送してくれたらいいのになー!

してくれるんじゃないの?ねぇ?WOWOWさーーん!!!

 

・・・と、遠吠えして

サザンオールスターズの「おいしい葡萄の旅」ライブの感想の続き、行きます!

 

新アルバム「葡萄」からの演奏が続いて

7.「Missing Persons」

カッコイイね!この曲は。

このカッコイイ旋律に、強いメッセージを乗せ、多くの人々の胸へ届ける。心に響く。

イントロのオルガンを弾く原さんの表情は硬く、祈りを込めるよう。

 

拉致事件は、ここのところ大きな動きもなくなって膠着状態…。

曲中に名前が歌い込まれている横田めぐみさんは私と同い年。

拉致の被害に遭ったのが13歳の時、それっきりご両親にも会えず、異国の土地で生き延びて行かねばならなかっためぐみさんのつらさを思うとーーー

被害者のご両親は皆、既にご高齢…、一日でも早く解決して、対面を果たしてほしいと切に願う。

そんな思いを深くして、続く曲が…

 

8.「平和の鐘が鳴る」

 

そりゃあもう、倍、心に響きますよ。

しみじみいい曲ねぇ…

 

9.「彼氏になりたくて」

 いい曲が続くなぁ~!

アルバムの曲順だと、派手な曲と、じんわり曲が基本交互にくる。

そういうバランスも上手いと思うけど、

こんなふうに胸にしみる曲を続けて歌われるのも、たまらないわ~

 

歌詞のテーマは、叶わぬ恋で

これは従来のサザンの曲に多くみられるものだけど、

この作品の歌詞は、これまでよりスキッと洗練された感じがする。

モチーフとしては、「空のブルー」、「裸のエンジェル」とこれまでもあったようなものが出てくるんだけど、曲全体に一皮剥けた新鮮味がある。

桑田さんの意識がこれまでより一段上にいってるように思う。

こういうところに、「葡萄」の凄さを感じる。

 

10.「はっぴいえんど」

うう~~ん、いい歌がまだ続くぅ~~!

怒涛のメドレーですよ。

 

つらい闘病生活を乗り越え、元気になった桑田さんが歌うこの曲は、温かく、

感謝の気持ちが溢れている。

 

♪出逢った日は 淹れたてのコーヒー

♪フラれた同士には ホロ苦く

 

この一節は、たぶん原さんとの想い出が込められているんじゃないかな。

二人しか知らない若きあの日の想い出が。

 

「イカす仲間」とバンドを誇らしげに呼んでいるのも、ファンとして見ていて

すごく嬉しい。

やっぱりサザンが好きよ。

ソロもいいけどね。

桑田さんのソロ曲も原さんのソロ曲も、KUWATA BANDも好きな曲いっぱいあるけどさ、

やっぱりサザンがこうして目の前で素敵な演奏をしてくれているのが、何より嬉しいし好きだわ。

2015年7月29日 (水)

サザン「おいしい葡萄の旅」ライブ感想 2

スタートからカッ飛ばす怒涛の3曲で、

サザンオールスターズの「おいしい葡萄の旅」ライブ、序盤から会場は大興奮!

 

最初のMC。

「ピックと間違えて持って来ちゃった。」ボケで、ライブ会場各地のご当地ものを出していたね。

WOWOWの福岡では明太子。

私が観た大阪・京セラドーム二日目は「くいだおれ太郎」の人形。

WOWOWでやってたけど、大阪初日は、本物のたこ焼きをステージ上で食べたのね!

見たかったな~

 

そして、アルバム「葡萄」からの曲が始まる。

 

4.「青春番外地

この曲から行くんだ~!

中央のスクリーンには、女性のおしりの映像が映っていたのね…

この曲、桑田さん好きなんだなぁ~ ノリノリで声も伸びてるし

表現力たっぷりに歌って、硬派バンカラ学生が路地裏を闊歩していた熱い時代の雰囲気を伝えてくれる。

「トンだギッチョン」って言い回し、聞く?って次女に訊ねたら

「聞かんよ!」とキレ気味に返事が返ってきた、、、

・・・・言わんわなぁ~

昔、読んだ小説だかエッセイだかに、「ところがギッチョンチョン」と出てくることが、たまにあったので言葉としては知っているのだけど、私も自分で使ったことはない。大阪では、あまり聞かない。

どうも関東で流行った小唄のお囃子らしい。

 

では、「トンだギッチョン」とは、どういう意味か?

もしかしたら、ラジオの夜遊びとかで桑田さん、説明してくれてたのかな?もし、そうならご存知の方、教えてくださいね。

 

「ところがギッチョン」が、意外な展開を示す言葉なので、

「トンだ」=予想外に 「ギッチョン」=思ってもいなかったようなヤツ

というニュアンスか。

その前の部分で「こんな坊ちゃんで良ければ」と自己紹介していて

「トンだギッチョンと仲間に呼ばれた俺」ということは、

パッと見は、純情さを残す面影があるのに、

なかなか豪胆なところがあり、仲間にも驚かれ、「すごいやつだ」と一目置かれていた、ということか。

 

5.「イヤなことだらけの世の中で」

開演時、ステージに飾られていた5つの和柄の着物の反物ような布がここで使われた。

綺麗だわぁ~

この曲に織り込まれた日本の四季の美しさとピッタリ合って、とてもいい演出。

 

斎藤誠さんのギターが鳴り、

ん~~ これは何のイントロだろう~~~と考えて・・・

パア~ッと開けるような明るい曲が始まった。

 

6.「バラ色の人生」

私、この曲、大好き。

この綺麗で口当たりのいいシャンパンのようなお洒落な曲。

でも、歌詞を読むと辛辣な、毒を含む言葉が並んでいて驚く。

 

スマホいじって、LINEで愛を語ってるの?

画面の中の二次元ゲームキャラに「大好き!」と言われてニヤついてるの?

ごめんね、俺達は抱き合って、

世界中の誰よりも幸せにやってるよ。溢れそうなこの幸せを分けてやりたいくらい。

愛し合う悦びを知らずにスマホいじってて楽しいかい?それで人生満足なのかい?

 

これ、今の日本で一番言いにくいことの一つだと思うんですよ。

まともに言ったら叩かれるような内容。ちょっと間違ったら総スカン食らいそうな話なんですって。

「ピースとハイライト」の歌詞を曲解して、よくわからない叩かれ方をされたりということもあり…

そんなことで桑田さんの歌詞作りに制限の幅ができてしまってはつまらないな、などと思っていたけど、無用な心配だったわ。

そのもっと上をいく歌です、これは。

曲を聴いただけでは、「いい曲だな~」って感じで、

歌詞を読んで、「ん?」と思い、

よく聴いて、世相批判に気付く。

今回のライブではスクリーンに桑田夫妻のお顔が並んで映って、仲の良さを改めて感じ、

「このバラ色の人生を分けてあげたいな」という言葉がいっそう鮮明になった。

 

でも、世相批判が前面に出てこず、聴きやすい曲になっているのは、

心身ともに満足する愛の最中にいる人間が感じる

ある種の“無敵感”がベースになっているからだ。

「あなたさえいれば、怖いものなんてない。」っていう、ね。

「望月の欠けたることもなし」と詠む藤原道長のような、ね。

異常なほどの満足感と幸福感に包まれる瞬間が恋にはある。

 

CD特典の「葡萄白書」の解説に、桑田さんはこんなふうには書いていない。

「嗤ってやりたい」は自嘲の言葉だとしている。

だけど、私にはこの曲には深い世相批判が含まれているように聴こえるのだ。 

2015年7月27日 (月)

サザン「おいしい葡萄の旅」ライブ感想 1

WOWOWで放送されたサザンオールスターズの「おいしい葡萄の旅」ライブ、録画したのを見て

やっぱりすごいライブだったなぁ…!と改めて、しみじみ…。

一度見始めると途中で止められなくなって、結局最後ま見てしまったわ~~

 

WOWOWでは、福岡でのライブや各会場でのファンの様子の他、

アルバム「葡萄」のレコーディング風景や

ライブ会場でのステージ裏、楽屋の様子などの映像もあった。

さすがWOWOW presents !

 

私が観た葡萄ライブは、5月17日(日)の大阪京セラドーム。

WOWOWで思い出しながらライブ感想を…。

 

各会場同様、京セラドームでも開演前から客席にはウェーブが何度も起こり、盛り上がっていた。

端の席にウェーブ開始を仕切ってくれているファンが何人かいた。

広いドームを一周するウェーブは圧巻で、メキメキテンションが上がってくる。

会場全体の雰囲気が温まってくる。

 

開演前のスクリーンでは「アロエのダンス練習」映像が流れていて、練習ができた。

一緒にライブに行った“はなちんママ”さんと次女もめっちゃ真剣にダンスを練習。

 

このアロエダンス練習動画はサザンHPとかに上がってないのよね。

昔、「HOTEL PACIFIC」の時はダンス解説がライブ前に公開されていたんだけどなぁ。

まぁ、ホテパシダンスよりはアロエダンスは簡単。

 

いよいよライブがスタート、ステージが明るくなり、

待ちに待った観客の大きな拍手が鳴る。

ツアータイトルロゴを映すスクリーンの前に、着物の反物のような布がたくさん吊るされている。

柄は5種。

桜、藤、菖蒲、南天、そして葡萄。

これが、とてもきれいで見とれた。

日本の四季の美しさを目で楽しませてくれる。

テキスタイルとしても素敵なデザインで、この柄のタオル5枚セットのグッズがあったら買っていたと思うくらい。

 

暗転の後、

葡萄のつるが伸び、スクリーンいっぱいに広がった。ステージ、広いなぁ!と驚くくらいいっぱいいっぱいに。

たわわに実る葡萄の房が揺れる。

 

天井から巨大なシャンデリアのように吊るされた照明もデザインがお洒落。

照明の色遣いにもセンスの高さを感じた。

 

ステージ全体が、高級なクラブのようなムード。

そこへ招待された気分になる。

 

アルバム「葡萄」の中身同様、ライブ会場の造りもこれまでとちょっと違う大人っぽさ。

洗練された大人の空間。

カッコイイ!

従来のサザンから一皮剥けたような、いい意味で何か違う感じが漂っている。

 

そして始まった一曲目が、なんとーーー

1.「Tarako」

1984年発売のシングル曲。

正直、この曲をフルでちゃんと聴いたのは、私はこれが初めて。

昔、ライブでやったことがあるらしいんだけど

サザンオールスターズ年越しライブ1997『おっぱいなんてプー』以後、演奏されたことがなかったのだ。

全歌詞、英文。

一瞬、これがサザンの曲?と意外に思うくらいカッコイイ。

実際、ライブで一曲目にこれがきて

「え?何?これ!?」と戸惑った人も多かったのでは。

古参ファンも、「ええええーっ!!!」とビックリ仰天の選曲。

一発目からガツンとくるわよねぇ~~~ 葡萄ライブは。

 

曲の中盤で80年代の昔のメンバーの写真がスクリーンに映る。

でも、私たちはアリーナ前列だけど、右側のスピーカーの真ん前あたりで、

かなり斜めからステージを見ていたので、メインスクリーンの映像はあまりちゃんと見れていなかったのよね、、、

 

大阪での桑田さんの衣装は、キラキラしないタイプの黒×紫の太いボーダーTシャツで、

とってもシックで素敵だった。

でも、ステージ上では映えないと思ったのかな?他の会場ではキラキラ光る素材のTシャツになっていたね。

 

2.「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」

2曲目にこの曲が来るなんて!

ミスブラは大抵、中盤終わりの盛り上がりポイントで演奏される激熱曲なのに。

こ…こんなに序盤にもう出しちゃうの?とビックリ。

ドーン!と盛り上がったところへ・・・

 

3.「ロックンロール・スーパーマン 〜Rock’n Roll Superman〜」

いやいや、これもアンコールでかかるような曲じゃないの!

出し惜しみのなさがハンパない!!

序盤から、ガンガンに攻めてくる~~~

腕、振りまくって、もう既に汗ばむぅ~~~

 

早くも心を鷲掴み!まだ三曲とは思えない濃厚さ。

「葡萄」ライブは、まだまだ続くーーー

2015年7月24日 (金)

映画「カサブランカ」

次女と観る「午前十時の映画祭」

 

「ローマの休日」、「ライアンの娘」「風と共に去りぬ」と続いて、先日観たのは

「カサブランカ」

 

傑作と名高い名作中の名作。

一度は観ておきたいと思って出かけたが、

いやぁ~~~、すごい!!

名作と言われるのも当然。完璧!

観終わった後の満足感の高さと言い、これまで観た映画の中で文句なしの最高。

 

★登場人物が全員、大人。

舞台は、第二次世界大戦が始まった頃、(1942年製作・公開)

ヨーロッパで勢いを増すドイツの支配からアメリカへの亡命を試み、旅券を求める人たちであふれるフランス領モロッコの都市カサブランカ。

 

ドイツ軍に陥落されたパリから逃げた人たちは皆、元々は富裕層だが、なかなか発行されない旅券を待ってカサブランカで足止めを食らう。

高額を支払えば、旅券を手に入れられ、すぐにでも飛行機でリスボンへ飛べ、アメリカへと渡ることができるという闇ルートもあるくらい、皆、のどから手が出るくらい旅券が欲しい。

 

物語のほとんどが主人公リック(ハンフリー・ボガート)の店の中での出来事で綴られるが、

その店が人々の焦りや逼塞感の吹き溜まりになっているのが、とてもうまく描写されている。

 

怪しい話を持ちかけてくる人、スリ、賭博、イカサマ…

本音と建て前、

全員がそれぞれの事情を抱え、カサブランカに集まっている。

このまま、アメリカへ逃げることができずに、故郷でもないこんなところで死んでしまうんじゃないかと不安に思いながら。

その辺りの心情が画面からにじみ出るように描かれているので、登場人物一人一人に命があり、

とってもリアリティーがある。

 

★スリルでドキドキ

そんな中、主人公リックが旅券を手に入れてしまう。

観客はそれを知っているので、警察官からの尋問をかわす無表情のリックを見ながら、ハラハラする。

 

★ハードボイルド!

ところがリックはこれまで数々の修羅場を越えてきた男で、警察や軍にも物おじしない。

つか、ラストシーン、躊躇なく最小限の動きで少佐を射殺する姿は…

これぞハードボイルド!

圧倒的な迫力があるし、文句なしにカッコイイ。

 

★切ないラブシーン

そんなリックをメロメロにしたのは、美女イルザ(イングリッド・バーグマン)。

パリでラブラブだった二人だが、イルザが急にリックの元から去って、それっきり…。

今もまだその傷心を残すリックの前に、イルザが夫ラズロと共に現れる…!

 

★名台詞の数々!

「昨夜はどこにいたの?」
「そんな昔のことは覚えていない」
「今夜は会ってくれる?」
「そんな先のことは分からない」

・・・カッコええなあ!リック!!

今もイルザを忘れきることができずにいるリックは、女の子と遊んでもそんなふうにかわしてたのよねぇ…

なのに、イルザと愛を交わす時は、すごく情熱的な瞳になって…

いや、もう…これはやられますわー

 

★ラストシーンの展開が見事。

何重にも仕掛けられたトラップ。

ハラハラの末、ものすごくきれいに締めくくられ、見終わった後の気持ちがとてもいい!

良い映画を観たなぁ…という気持ちでいっぱいになる。

脚本、すごいですわ。

 

★プロパガンダとして秀逸

映画が製作・公開された1942年はアメリカが第二次世界大戦に参戦した年。

我が物顔で人々の権利や人生…全てを蹂躙していくドイツのゲシュタポを描き、

随所に、それに抵抗する主人公たちの姿を織り込む。

 

ラストで、霧のかかる空を飛んでいくラズロとイルザが乗る飛行機。

その白いライトは、アメリカへ向かう二人にドイツの謀略、進軍の阻止を託す希望の光に見える。

この映画を観た当時のアメリカの人たちの多くは、

「よし!我々がドイツをやっつけて困っている人たちを助けねば。」と自然に思っただろう。

戦争を肯定する効果的でとてもいい宣伝になっただろうと思う。

 

それはさて置いても、この映画が素晴らしいのは変わらない。

ものすごく上手く作られている。早くも、もう一回、見たいなぁ…と思うくらい。

2015年7月23日 (木)

映画「風と共に去りぬ」

大学4回生で就活が中休みの次女。

時間のある今のうちに名画を多くみておきたいと「午前十時の映画祭」へ毎週のように通っている。

そして、私もそれについて行って名画を楽しんでいる。

 

今回は、「風と共に去りぬ」

そのタイトルを知らない者はいないだろうほどの超有名作品。

だけど、作品の概略やあらすじは知っていても、きちんと観たことはなかった。

 

上映時間231分の大作。

…長い!

10時に始まって、休憩を挟んで見終わるのが14時…

それでも、見応えがあるので長くは感じない。

 

アメリカで公開されたのが1939年。(昭和14年)

第二次世界大戦開戦の年だ。

それなのに、フルカラー!

白黒じゃないのよ!カラー作品なの!

ヴィヴィアン・リーの緑色の瞳や、それに合わせたドレスのグリーンがとてもきれい。

 

物語の舞台は南北戦争前後のアメリカ南部。1860年代の話。

冒頭、主人公スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)は、美しく髪を巻き、フリルたっぷりのドレスを身にまとい、

左右に若い男性二人を従え、登場する。

裕福な家のわがまま気ままなお嬢さん。

 

美しさも、財産も、何もかもを十分に持っているように見えるのに、

彼女は絶えず、いつも満たされることなく渇いている。

 

自分に言い寄っていたはずのイケメン、アシュレーが

よりによって従姉妹の地味な女メラニーと婚約したのが気に入らない。

 

このアシュレーがなんとも優柔不断なヤツで、

スカーレットに迫られれば流されて中途半端なことを言うので、彼女も期待してしまうのだ。

でも、アシュレーに深い気持ちはないのできっちり、メラニーと結婚する。

それにキレて、見せつけのようにメラニーの兄のチャールズと結婚したりと、スカーレットはなかなか破天荒。

 

しかし、その後、南北戦争が始まり、アシュレーもチャールズも戦場へ赴く。

スカーレットは、大好きなアシュレーを奪ったメラニーが大嫌いなのだけど、

アシュレーに「メラニーのことを頼むね」と言われたら、これまためっちゃ一途にその約束を貫くのよね…

 

今から150年も前だと、スカーレットはしっかりし過ぎてて、女性らしくないと言われてしまうのだろうが、

今の感覚で見ると、スカーレットは、めっちゃ男前!

そう、むしろ男性に生まれていれば良かったのにねぇ…と思うほどバイタリティーに溢れていて、

次から次へと襲い掛かる難題と果敢に戦っていく。逃げない。

…と言うか、逃げたくても逃げられない状況にスカーレット自身が追い詰められていくのだけど。

そして、そんなスカーレットの前に現れるレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)。

すーごく怪しい紳士で、ものすごく胡散臭い。

口説き方が、うわ・・・Sやなーこいつ!って。

私なんかはああいう手に簡単に引っ掛かるわけだけど、スカーレットもSなので反発し合ってしまうのよね~

でも、なんだかんだでスカーレットはレット・バトラーと結婚する。(三回目)

すると、あれだけツンツンしていたレットが愛娘にはデッレデレ!!

溺愛の極みで、あらまーと思っていたら、やーーっぱりその愛娘が落馬して急死…。

 

そこから元々ギクシャクしていた夫婦仲はガッタガタ。

最後の最後で、ようやく自分の気持ちに素直になったスカーレットがバトラーへの愛に気付き、歩み寄るにも関わらず、

既に時遅しーーー

バトラーは去って行ってしまうのよねぇ…

それも、なんかもうめっちゃスカーレットのことを侮辱する感じで。

 

スカーレットは気位が高くて美人なだけに、

いつまでも、どこまで行っても、周りから「わがままな勝手者」みたいなレッテルを張られて

そういう目で見られてしまう。評価されてしまう。

 

でも、彼女も結構な苦労をして耐え忍んできているのに、ね。

ただのわがままお嬢さんではないはずなのに。

もうちょっと、彼女をちゃんと評価してあげたらいいのに、と思うけど

メラニー以外はみんな、スカーレットをどうも悪く評価する。

 

やっぱり、あまりにも美人過ぎるのが逆にイメージを悪くしているのよね…

もし、スカーレットがあれほどの美人でなく、並みの容貌だとしたら…

周りの対応も全く違ったものになるだろうし、彼女の人生も変わっただろうに。

 

スカーレットは、元々はたくさんのものを持っていた。

美しさも富も、

男性たちからの求愛も、

大きなお屋敷、両親。

それが戦争によって全て奪われる。

 

結婚生活、そして大切な愛娘さえも失い、夫までもが彼女の元を去ってしまう。

本当に何もかもを失ってしまうのだ。

 

スカーレットは、彼女なりにその時々を必死で生き抜いてきたというのに。

 

映画の冒頭、開戦の報に湧き立ち、男たちは勇ましく戦場へと向かうが、

その戦争で、美しい故郷タラの町は見る影もなく荒れ果ててしまう。

そして、終盤には「あの戦争さえなければ…」と悔しそうに歯噛みし、

失ったものの大きさを思う。

 

豊かな生活、幸せな毎日、人々の笑顔、美しい町並み…

いつまでも当然のようにあると思っていたものが奪われてしまう。戦争によって。

人生が変わってしまうのだ。

 

そんなスカーレットの半生を描いた大作。

濃くて深くて…ん~~!すごい!

2015年7月17日 (金)

映画「ライアンの娘」

大阪ステーションシネマでは、「午前十時の映画祭」をやっていて、

殿堂入りの名作をスクリーン上映している。

しかも、学生は500円、一般も1000円で観ることができる。

 

大学4回生で就活もとりあえず落ち着いた次女、

(今年は就活期間が実質長くなってしまっているので、まだこれからの企業も残っているのだけど。)

時間のある今のうちに少しでも多くの作品を見ておこうと考えているらしい。

それに私も乗っかって、ついて行っているのだ。

5月は「ローマの休日」を観た。

ビデオで観たことはあるが大きなスクリーンで集中して観ると、やっぱり倍いい!

オードリー・ヘップバーンはチャーミングだし、

グレゴリー・ペック、イケメン!!キュンとくるわ~~

 

6月は、「ライアンの娘」

1970年の作品で、195分の大作。3時間越えです。

昔の映画って、途中休憩が入るのよね。

 

★ダイナミックな自然の描写が、すごい。

舞台はアイルランドの寒村。

断崖絶壁や、

激しく荒波が岩に打ち付けられる嵐のシーンなど、

どうやって撮ったんだろう?と思うほど迫力がある。

 

だって、当時はCGなんてないものね。

今の映画なら、どんなにすごいシーンでも「ああ、CGか~」と思うけど

これは、本当に撮っているんだもの。

 

★村の人間関係が、すごい。

僻地の閉ざされた村の住人たちの団結力が、良くも悪くもすごく強い。

主人公ロージーの結婚を村全体で祝ってくれるのはありがたいんだけど、

どんちゃん騒ぎが過ぎて、せっかくの初夜も雰囲気が全くでないという惨事ーーー

新郎新婦の初夜の部屋の窓ガラスに、いっぱい物を投げつけて邪魔するとか、もう…

ほーんとひどくて、「こんな村の奴らなんかとはやってられないわ」って思ってるロージーの気持ちを共感できた。

 

教会の神父が、村の中で大きな役割を果たしているのに驚いたけど、

よく考えたら、日本の昔話の中でも「和尚さん」は、村内の問題の解決に公平な立場で尽力する役割だったし、村民からの信頼と尊敬を集めていた。

 

★将校がイケメン過ぎて、すごい。

イギリス軍将校のランドルフが、先の戦いで負傷し、療養がてら、のどかなこの村へ赴任してくるんだけど、

この若き将校が、とにかくイケメン!

立ってるだけでカッコイイ!!絵になる。

当然、村の女性たちは皆、熱狂。

 

この、黙っていてもカッコイイ、

カッコ良さがダダ漏れてくる感じって、すごい。

将校は負傷していて、足も片足を引き摺ってしか歩けないし、顔にも傷が残っている。

さらには、戦場での生きるか死ぬかの体験が大きなトラウマになり、PTSDを患い、発作的に具合が悪くなったりするのだ。

 

ロージーは、将校のこの心の傷に気付き、それを自分の力で癒せるのを知る。

ーーーーって書くと、きれいだけど、実際は

PTSDの発作で、過去の悪夢が甦り半錯乱状態になった将校を抱きとめ、

自分の身体を与えることで彼を落ち着かせる・・・・

もっと平たく言うと、不倫なんですわ。

ロージーは人妻だからね。

 

将校もそれをわかっていてロージーと逢瀬を重ねるし、

ロージーも彼から離れられなくなる。

 

二人には、お互いが必要で、

互いに求め合うことで、自分自身を保てている。

単に火遊びの不倫ではなく、

もっと心の底のところで繋がっている深さを、きっちりと見せている。

 

ロージーは将校の救命看護婦のような使命感すら持っていたんじゃないだろうか。

だからこそ、大勢の村人たちの目の前であっても、彼が発作で苦しんでいる時、堂々と近寄り、助けようとしたのだと思う。

 

将校にとってロージーは深い癒し。

戦場での激戦以来、眠れぬ日が続き、疲労困憊の極限であった彼に与えられた、ようやくの安らぎ。

麻薬のように、もう彼女なしではいられない思いだったろう。

だからこそ、ロージーを失ったと知った彼は自らの命を断ってしまったのだ。

 

このように

★不倫関係の理由の深さが、すごい。

 

そうして・・・

★ラブシーンが、すごい。

 

いわゆる濡れ場って言うか、ベッドシーンって言うか、そういうのが何回かあるんですが、

その描写が、なんかもうね~~~

懐かしい!!

ああ、昔のラブシーンってこんなだったなーって。

 

男女の顔アップがほとんどなんですよ。

チラッと女性の胸が一回くらい見えるくらいで、ほとんど大して見えないんです。

なのに・・・・ものすごーーーくエロティック!赤面しますわ~逆に。

 

顔アップで、ずーっと行為が続くので、

吐息の加減とかね、

動きとかね、そういうので、今、画面外では何が行われているかが想像できちゃうんですよ…

そのうち、男性の背がわずかに震えてね、

あ、もしかしてこれって・・・と思うと、やっぱり終わって。

逆に生々しいんですってば!!

裸体がはっきり見えちゃうより、これはやらしい!

 

それとね~

将校との不倫の逢引きの場所が

海岸の洞窟の中や生い茂った草むらだったりするの。

絵的にはいいんだけど、

これ絶対、私、いやだわー ビニールシートでもいいから敷いてほしい!!

でも、ビニールシート敷いて抱き合ってたら、絵的には台無しよねぇ~~

 

ラストシーンも、深く心に残るものがあり、

さすが名作、良かったです!

2015年7月16日 (木)

サザン葡萄武道館ライブ当選ハガキ舞い込む

サザンオールスターズライブツアー2015

「おいしい葡萄の旅」 も、いよいよ大詰め!

 

ドームツアーを終え、今週末の沖縄と来月の武道館でのライブを残すのみ。

 

「葡萄」アルバムCDを購入者には、武道館ライブへの先行応募があって

私も、いそいそと郵便局へ往復ハガキを買いに行って投函した。

その当選結果のハガキが「届きました」という情報を先週末、あちこちで見かけ、

もしや・・・!?と自宅のポストを覗いてみたけどーーーー

夕刊とチラシしか入ってなくて、ガッカリ、、、

 

ああ、私はハズレちゃったのねぇ・・・・・・

クジ運がないのは知ってるわぁ~~~…

そもそも、武道館まで行こうなんて、私には過ぎた望みだったのよ・・・・

と、静かに諦めていたところ、

週明け、お仕事から帰宅してポストを開けてみてビックリ!

 

Budo3

ああんっ!!当選してるやーん!!

そうか、私の誕生日プレゼントなのだわ・・・・

ありがとう・・・!!嬉しい・・・っっ

 

ひとしきり感動して、いざPCで応募サイトを開いて入力しかけてーーー

あれ?ちょっと待てよ・・・と冷静になった。

 

これって・・・

別にチケットが取れたってことじゃなくて、取る権利が与えられたってことで、

ならば、応援団から申し込むのと同じことだ。

どっちから申し込むほうがいいんだろう!?

 

周りに聞いてみると、どうもこの当選ハガキ、ハズレた人がいないんじゃないか?ってくらい、みんなに届いているーーー

いや、届いて嬉しかったんだけどね、、、

 

と、なってくるとーーー

当選ハガキからの応募が有利とは全く言えそうにない。

やはり応援団から応募すべきか…。

 

あ!じゃあ、ハガキのほうを次女の名義で申し込んで、二人で行く可能性に賭けてみる?

 

うう~~ん…

正直、主人のお盆休みがズレると、日にちが微妙にかぶる可能性もあって

単独で出かけにくい日程なのよね、、、

と言うか、そもそも単独での泊りがけのお出かけなんて…言い出しづらいったらないのよっっ、、、

ホテルに一人でお泊りなんて…さびしくって、さびしくって

ウサギのように弱るのよ・・・・・っっ、、、、

 

そこで、ありがたい次女の存在!

なのに、武道館ライブは一名様のみの申し込み受付ーーーー

つらい・・・!!!

 

でもなぁ・・・

葡萄ライブ、すっごく良かったしぃ・・・・

今回、大阪でしか観れてないしぃ・・・・

武道館とか一回は行ってみたいし、行くならサザンのライブを観たいしぃ・・・・

 

「じゃあ、申し込めよっっ!!」

という私と

「いや、だって!無理よっ!!無理だもん~~~~!!」

という私とで激しい葛藤~~~~~

 

この恋心にも似た「どうしたらいいの?」のドキドキ感で

細胞を活性化させてくれるサザンに感謝しつつ、

悩み中~~~

ん~~~~~~~、、、つらい!!

2015年7月12日 (日)

ルーブル美術館展【京都市美術館】

Lv

京都市美術館

ルーブル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

を観に行った。

 

一番の目玉は、ポスターにもなっているフェルメールの「天文学者」。

他にも、レンブラント、ミレー、コローなどルーブルの宝の絵画がたくさん展示されている。

 

しかし、今回のテーマは「風俗画」。

市井の人々の暮らしの様子を描いた作品群なので、

いわゆる有名な、煌びやかで華やかな作品はない。

絵柄的には地味と言えば地味なのだが、その分、面白味が多分にあり

絵の隅から隅まで観て楽しめるものが多かった。

 

Lv2

「有名な絵はない」と書いたが、上の画像左下の

「両替商とその妻」クエンティン・マセイスは知っている人が多いのではないだろうか。

美術の教科書にも載っていたと思うのだ。

 

両替商が金貨を量るのを、じっと見る奥さん。

そのがめつい表情のリアルさ!この上なく俗っぽい。

これがもし現代で、こんな一瞬の表情を写メったりしたら

「もお!なんでこんな写真撮るのよ!消して!!」

と奥さん、きっと怒るだろう。

 

呼び物のフェルメールの「天文学者」は、一見、地味だけど

さすが…!すごい。

 

大きくて綺麗な天球儀や、机に置かれた天文学の分厚い本は

実際にあったものだそう。

明るい光の射す学者の部屋。

じっと観ていると、ふとした瞬間、学者が天球儀を回して動き始めるような気がする。

そこに学者が、今、生きて、居るような感覚になるのだ。

 

なぜだろう?と考えてーーー

この微妙な学者の姿勢のせいじゃないかと思った。

次の動きが察知できる。

彼の、今、考えていることが観ていてわかる。

机の端を握る左手。

天球儀に触れる右手の形。

視線。

 

本の記述を天球儀で位置を確かめ、考えを深めている。

その集中力。

 

印刷物ではなく、実物の絵を是非、観て欲しい。

ハリー・ポッターの世界じゃないけど、本当に絵の中の人物が生きて、動くのを感じられるかもしれない。

 

面白い絵がたくさん展示されている中、

私が一番印象に残ったのはーーー

「象狩り」 シャルル・パロセル

 

まさに象を狩っている、その最中の様子を描いた絵なんだけど、

異常な迫力があって、目がひきつけられる。

 

まず、象の顔と言うか…激怒している目がものすごい。

こんなに怒っている象は見たことがないってくらい怒っている。

 

それもそのはず、象は既に背中に槍が刺さっていて

しかも左手からは弓で狙われていし、前方からは槍を持った男性が突進している。

絶体絶命の状態で象は爆走中!

長い鼻に剣を持った勇者を巻きつけ、

その太い足で転んだ馬や人を容赦なく踏みつけながら・・・

 

迫力が半端ない!

盛り込み過ぎで、ちょっと漫画的とも言えるくらい面白い。

 

鼻に巻かれて捕まっている男性は、一番いい服を着ていて、

たぶんこの狩りの主人なのだ。

その彼が一番に捕まってしまって、もう現場はシッチャカ☆メッチャカ!

いいカッコして象に向かって行ったのはいいけど、あっという間に捕まったんだろうな~と思わせるほど、

コイツの表情が情けない。

 

一番いい位置から弓を構えて狙っている男性も、なんとなく頼りなく

きっちり象を仕留めてくれる気がしない。

むしろ、外してしまいそうな予感でいっぱい。

きっと、彼は鼻に巻かれている主人に誤って矢を当ててしまわないことに気を取られているのだ。

 

その点、前方から駆け出して槍で突進している男性の背中は頼もしい。

しかし、鼻を一振りされただけで吹っ飛ばされそうだし、

体当たりされたら、ひとたまりもない。

そもそも、足場が非常に悪い。

 

象の前方で落馬している人も、もう次の瞬間、踏まれてしまいそうでヤバイ!

馬も必死の形相だ。

激しい修羅場の、次の一瞬の悲惨な状況を想起させ、ドラマティック。

この絵が一番、面白かったなぁ。

まるごと桃のタルト!【プチ・プランス・大阪】

Momo

先日、プチ・プランスで期間限定ケーキのメロメロメロンを買った時に

次の期間限定商品の予告チラシをもらった。

まるごと桃のタルト・・・!

これまた、めちゃくちゃ美味しそう~~~

絶対、欲しい・・・!

でも、お店が遠くて、そんなに続けて行けないから無理かなぁ…

と、思っていたら、なーんと!地元の近鉄あべのハルカス店のデパ地下に

プチ・プランスが催事出店していて、無事まるごと桃のタルトをGET!

ラッキー☆

 

大玉の完熟桃が半分、ドーンと乗っている。

結構、大きい。

中にはカスタードクリーム。

桃の自然な甘みと、みずみずしいフレッシュな果汁と相まって・・・・

ん~~、美味しかったなぁ!

旬のフルーツの爽やかさを、とっても上手くスイーツにしてくれている。

 

来月は難波のSWEETS BOXに出店予定だそうで、

これなら遠出して買いに行く必要もなく、一安心♪

桃のタルト、もう一回買いたいなー!

2015年7月 7日 (火)

六月の和菓子「水無月」【京都・平安殿】

Mn

京都へ美術展を観に行くと、帰り道はいつも平安殿の茶房で休憩する。

この日は、6月の暑い日だったので

水無月と冷たいお抹茶で、ほっと一息。

 

外郎(ういろう)の上に小豆がのったこの和菓子が水無月という名前だと知ったのは大人になってからだが、

子どもの頃から、食べていた記憶がある。

おそらく、…いや、間違いなく、母が好きだったのだ。

 

でも、その時はそんなに美味しいものだとは思っていなかった。

外郎は、ぬるんとして微妙な甘さだし、小豆も餡になってるんだか、なっていないんだかよくわからない。

 

久しぶりに水無月を食べて、その控えめな甘さが美味しかった。

老舗、平安殿の味の良さのせいもある。

でも、この微妙な味わいを美味しいと思うようになったのは、やはり私も年を重ねたってことだろうなぁ。

 

「これ、おいしい?」と聞くと

「おいしいよ。」と答えていた母を思い出す。

 

そうかなぁ?と思いながら食べていたけど、ようやく

「なるほど、おいしいね。」と母に相槌が打てる気がする。

まぶたに浮かぶ母の姿は、私よりも若い40代の頃のイメージだけど。

 

今度、実家へ行くとき、母に水無月を買って行こうかな、と思っていたのに七月になっちゃったなぁ…

まだ売ってるよね、きっと。

~ようこそ~

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