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2015年7月17日 (金)

映画「ライアンの娘」

大阪ステーションシネマでは、「午前十時の映画祭」をやっていて、

殿堂入りの名作をスクリーン上映している。

しかも、学生は500円、一般も1000円で観ることができる。

 

大学4回生で就活もとりあえず落ち着いた次女、

(今年は就活期間が実質長くなってしまっているので、まだこれからの企業も残っているのだけど。)

時間のある今のうちに少しでも多くの作品を見ておこうと考えているらしい。

それに私も乗っかって、ついて行っているのだ。

5月は「ローマの休日」を観た。

ビデオで観たことはあるが大きなスクリーンで集中して観ると、やっぱり倍いい!

オードリー・ヘップバーンはチャーミングだし、

グレゴリー・ペック、イケメン!!キュンとくるわ~~

 

6月は、「ライアンの娘」

1970年の作品で、195分の大作。3時間越えです。

昔の映画って、途中休憩が入るのよね。

 

★ダイナミックな自然の描写が、すごい。

舞台はアイルランドの寒村。

断崖絶壁や、

激しく荒波が岩に打ち付けられる嵐のシーンなど、

どうやって撮ったんだろう?と思うほど迫力がある。

 

だって、当時はCGなんてないものね。

今の映画なら、どんなにすごいシーンでも「ああ、CGか~」と思うけど

これは、本当に撮っているんだもの。

 

★村の人間関係が、すごい。

僻地の閉ざされた村の住人たちの団結力が、良くも悪くもすごく強い。

主人公ロージーの結婚を村全体で祝ってくれるのはありがたいんだけど、

どんちゃん騒ぎが過ぎて、せっかくの初夜も雰囲気が全くでないという惨事ーーー

新郎新婦の初夜の部屋の窓ガラスに、いっぱい物を投げつけて邪魔するとか、もう…

ほーんとひどくて、「こんな村の奴らなんかとはやってられないわ」って思ってるロージーの気持ちを共感できた。

 

教会の神父が、村の中で大きな役割を果たしているのに驚いたけど、

よく考えたら、日本の昔話の中でも「和尚さん」は、村内の問題の解決に公平な立場で尽力する役割だったし、村民からの信頼と尊敬を集めていた。

 

★将校がイケメン過ぎて、すごい。

イギリス軍将校のランドルフが、先の戦いで負傷し、療養がてら、のどかなこの村へ赴任してくるんだけど、

この若き将校が、とにかくイケメン!

立ってるだけでカッコイイ!!絵になる。

当然、村の女性たちは皆、熱狂。

 

この、黙っていてもカッコイイ、

カッコ良さがダダ漏れてくる感じって、すごい。

将校は負傷していて、足も片足を引き摺ってしか歩けないし、顔にも傷が残っている。

さらには、戦場での生きるか死ぬかの体験が大きなトラウマになり、PTSDを患い、発作的に具合が悪くなったりするのだ。

 

ロージーは、将校のこの心の傷に気付き、それを自分の力で癒せるのを知る。

ーーーーって書くと、きれいだけど、実際は

PTSDの発作で、過去の悪夢が甦り半錯乱状態になった将校を抱きとめ、

自分の身体を与えることで彼を落ち着かせる・・・・

もっと平たく言うと、不倫なんですわ。

ロージーは人妻だからね。

 

将校もそれをわかっていてロージーと逢瀬を重ねるし、

ロージーも彼から離れられなくなる。

 

二人には、お互いが必要で、

互いに求め合うことで、自分自身を保てている。

単に火遊びの不倫ではなく、

もっと心の底のところで繋がっている深さを、きっちりと見せている。

 

ロージーは将校の救命看護婦のような使命感すら持っていたんじゃないだろうか。

だからこそ、大勢の村人たちの目の前であっても、彼が発作で苦しんでいる時、堂々と近寄り、助けようとしたのだと思う。

 

将校にとってロージーは深い癒し。

戦場での激戦以来、眠れぬ日が続き、疲労困憊の極限であった彼に与えられた、ようやくの安らぎ。

麻薬のように、もう彼女なしではいられない思いだったろう。

だからこそ、ロージーを失ったと知った彼は自らの命を断ってしまったのだ。

 

このように

★不倫関係の理由の深さが、すごい。

 

そうして・・・

★ラブシーンが、すごい。

 

いわゆる濡れ場って言うか、ベッドシーンって言うか、そういうのが何回かあるんですが、

その描写が、なんかもうね~~~

懐かしい!!

ああ、昔のラブシーンってこんなだったなーって。

 

男女の顔アップがほとんどなんですよ。

チラッと女性の胸が一回くらい見えるくらいで、ほとんど大して見えないんです。

なのに・・・・ものすごーーーくエロティック!赤面しますわ~逆に。

 

顔アップで、ずーっと行為が続くので、

吐息の加減とかね、

動きとかね、そういうので、今、画面外では何が行われているかが想像できちゃうんですよ…

そのうち、男性の背がわずかに震えてね、

あ、もしかしてこれって・・・と思うと、やっぱり終わって。

逆に生々しいんですってば!!

裸体がはっきり見えちゃうより、これはやらしい!

 

それとね~

将校との不倫の逢引きの場所が

海岸の洞窟の中や生い茂った草むらだったりするの。

絵的にはいいんだけど、

これ絶対、私、いやだわー ビニールシートでもいいから敷いてほしい!!

でも、ビニールシート敷いて抱き合ってたら、絵的には台無しよねぇ~~

 

ラストシーンも、深く心に残るものがあり、

さすが名作、良かったです!

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コメント

ああ、「ライアンの娘!」
うちの近所のTOHOでやっているのを知って、
観なきゃと思っていたのに見逃しました。
あああ~。

やっぱり名作でしょう?
私も知ってるんだけど観る機会がなくて。
絶好のチャンスだったのにな。
でもDVDは借りません!
またいつか、何十年先かわからないけど、
劇場でかかる日まで待ちます(^^)。

■59さま

さすが59さま!ご存知でしたか、「ライアンの娘」。
私は全く知らずに、予備知識なしで観に行ったんですよ~

親の世代は、たいていみんな観て知ってるみたい。
日本じゃ大当たりしたけど、アメリカでは評価が低かったらしいですね。

「アラビアのロレンス」のデヴィッド・リーン監督作品、
迫力ある映像+音なので、スクリーンで観た方が値打ちがありますわ。
内容もなかなか濃くて、長いけれど長さを感じないです。
登場人物それぞれの気持ちや立場が描き分けられていて、観終わった後になんかいろいろ考えてしまう映画ですねぇ…

「ライアンの娘」リアルタイムで観ました。アハハ。古いからねえ。この映画の監督作品として観に行きました。あの頃は気取ってたんです。インテリ予備軍のつもりでした(笑)三宮にアート系の映画館があってね。

ところで今日から沖縄入りしています。
来るだけで異国情緒味わってしまい興奮気味です。

megumiさん

リアルタイムでご覧になりましたか!
…そっか、多感な10代な頃ですね。
今観るとまた違って感じるかも。
私は、たぶん10代ではこの映画の内容、掴みきれなかったと思いますわ。

沖縄入り!羨ましい〜〜☆
台風で交通機関、乱れまくったけど、無事到着してよかったですね。
楽しんできてくださいねー!!

そうか、もう一度見観直しますね。年取ると何かとしなければということが増えるんですよね。
頭硬いのにね。

■megumiさん

沖縄、お疲れ様でしたー!
雨、大変だったんじゃないですか?
ここんとこ、桑田さんの雨男パワーが鳴りを潜めていたのに最後の最後で来ましたねぇ、、rain

ポンチョをCD付録につけた時は降らなかったのにね~

私は、同じデヴィッド・リーン監督の代表作「アラビアのロレンス」を観たいと思いましたわ。
有名だからタイトルは知っているけど、観たことはなくて。

私より少しお姉さんのmegumiさん世代の方が「イケメンと言えばロレンス様!」と熱狂していたんで気にはなっていたのですが、当時、ビデオやDVDもなく実際に映画を観る機会がなく、写真でしか知りませんでした。

「ライアンの娘」の将校、ものすごーくカッコ良かったんだけど、「アラビアのロレンス」様はきっとそれ以上にカッコいいのでしょう…!

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