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2016年9月 5日 (月)

江口寿史展 KING OF POP

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江口寿史展 KING OF POP 京都開催の最終日、
やっぱり原画を見ておきたくて出かけた。
 
その甲斐あり!
思っていた以上に内容に厚みのある展示で、見ごたえたっぷり。
懐かしさいっぱい。
 
イラストの美しさ、
こだわって何度も描き直している跡が見て取れる原稿。
やっぱりすごい。
 
江口寿史さんの「ストップ!!ひばりくん!」はリアルタイムで単行本を買って読んでいた。
女装している、どこから見ても女のコのひばりくんと同居する主人公の男の子を中心にしたドタバタコメディ。
この設定も当時としては斬新なものだった。
漫画に、行間やリズムを感じる面白さがあった。
そして何よりも「新しく」感じたのは、そのポップなイラスト。
表紙や扉絵は皆美しく、一枚の中に世界が完成している見応えのあるものだった。
 
今も鮮明に記憶にあるそのイラストたちの原画がたくさん展示されていて、
懐かしさに震えた。
 
「ひばりくん」の後、「パパリンコ物語」がスピリッツで鳴り物入りで連載開始され、期待したが、
これまた設定が、かなりすごくて、どうやって話が進行するのだろう??と思っていたら、
やはり早々に休載になってしまった。
連載初回のスピリッツは買っていて、巻頭カラーだったページの絵も覚えている。
その原稿も展示されていた。
まさか、生原稿を拝める日がくるなんて、ハタチそこそこだった私には想像もつかなかったなぁ。
 
江口寿史さんの描くイラストからは、時代感が濃厚に香る。
描かれる少女たちが着ているスカート、その形、布の柄、色。
髪型、口紅の色、靴。
ブランドロゴもそのまま描かれている。
 
それらが、その時々の流行りの先端のものなのだ。
だから、時代を追ってイラストを順に見ていると
ああ、こういうスカート、流行ったよなぁ~と、そういう懐かしさも感じたりする。
 
描かれている少女たちは皆、魅力的で、生き生きと、
「そこ」にいる。
描かれている、その世界の、その場所に「居る」のを感じる。
可愛いが、かわい子ぶっている子は一人もいない。
観る者に媚びていない。
彼女たちは、自分のまま立っている。
そういう透明感があるので、多少の露出のあるポーズも過剰に色っぽくはならない。
 
しかし、エロティックではある。
ツボがキチンと押さえられたポース、構図なのがさすが!
 
今はまだマンガ、イラストというくくりになっているが、
江口寿史さんの作品は将来、アートとして残っていくだろう。
「芸術新潮」で特集されているんだから、もう既にそう認知されているのかも。
 
だってね、以前、ボストン美術館展を観に行った時もね、
これは江戸時代の漫画でしょう?という作品が展示されていたのよ。
だから、本当に芸術として展示される未来が来ると私は思っているのよ。
 
暑かったけど京都まで出かけて良かった。
9/22からは熊本で開催されるとのこと。(↓詳細)
上通アートプロジェクト「江口寿史展 KING OF POP くまもと上通」
お近くの方は是非。
センスが良くて、お洒落で
なんだかいい気分になれちゃうイラストがたくさん!ですよ。

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